転職の気持ち

天職といわれている看護師のみちを目指して励んでいた日々が確かにあったのですが、
その道は広く大きいということに巡りあって、転職を考えるようになったという声が多くあります。
転職を考える理由は人それぞれあり、迷っている人も多いです。

「やりたい看護の道が見つかったから」
看護学校在学中に実習で在宅看護にふれて、いずれはこの道をと志していましたが、卒業直後は大学病院の勤務でした。
ここで、訪問看護に方向を決めたいと思いました。また、別な人の考えは、がん患者と接していて、緩和ケアに興味をもったこと。
また、人事異動で自分に合わない部署に回されて、転職を決意しました。という声をききました。

「プラベートな時間も、仕事と同じくらい大切にしたいから」
多忙な日々を2年間過ごしてみて、3年目からは、もう少し時間の余裕を求めたいと考えて。
急性期病棟の勤務だったので、残業が多く、自分の時間がほとんど無い状態だったこと。
結婚を控えていて、自分の時間を重視したかったので、などの意見でした。
看護師の仕事は、ずっと好きなのだけれども、ハード過ぎることが我慢できない。
入院施設のないクリニックでの勤務に転職して、世間並の日曜日が休みの仕事に変わりたい。
収入が減ることは覚悟できるので、家庭や育児を両立させたい。企業で働く人の健康管理の仕事に就きたい。

「高年収と好対遇をもとめて」
シングルマザーの人が、子どもの進学資金のためにと、子供との時間も考慮しての決意のひと。
サービス残業が多く、報われない職場事情を考えての決意のひと。
個人経営のクリニックの勤務だったので、自分の時間が思うようにとれないこと、家族での生活を重視しての人。
給与として見えないものでも、交通費の支給額や住宅手当、その他の福利厚生も医療機関ごとに差があります。

「人間関係の悩み」
病める患者を24時間交代での看護という仕事のため、看護師同士のコミュニケーションは重要なのですが、スムーズにゆかないことがある。
患者には笑顔で接しなければならない感情労働という特性という激務、夜勤シフトによって生活のリズムが保てない仕事なので、ストレスが多く、人間関係の溝になることもある。

「スキルアップを重要視したい」
スペシャリストとして、スキルアップを求めるひと。
施設規模の大きい急性期病院での経験を積んで、最新の治療を見て、様々な手技を身に付け自信が持てるようになりない。
また、専門看護師や認定看護師を目指す人は、大学病院という選択肢もあります。

辞めたい理由と、行き先がピタッと一致すればいいのですが
女性はきまぐれなので、探している間に行きたい部門が変わったりします。
場所・通勤・収入・手当て・福利厚生など、希望を明確にしておくと、少しは楽に見つけられるかもしれません。
はじめて転職する看護師さんは、転職サイトである程度知識を付けてから転職されることをオススメします。